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フェライトメーターの測定原理・特徴 Measuring Principle - Ferrite Meter

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フェライトメーターの測定原理・特徴

硬さ計(硬度計)の測定原理・特徴

フェライトメーターは、オーステナイト鋼、二相ステンレス鋼溶接部の機械的特性、耐食性に影響するフェライト含有量(組織量)を、磁気誘導法という電磁気的な方式で測定する装置です。
フェライト含有量の測定方法や測定器にはいくつかの種類がありますが、フェライトメーターは軽量・コンパクトで持ち運びやすく、プローブを試験箇所に当てるだけで簡単に測定できるため、特に現場での検査に適しています。
ここでは、フェライトメーターの特徴と測定原理について、詳しく説明します。

私たちの生活を支える石油化学工場やエネルギープラントなどでは、沢山のボイラーやパイプラインが稼働していますが、それらは日々、高温や高圧、腐食性の化学物質にさらされています。フェライトメーターは、それら設備の材料に用いられるステンレス鋼溶接部のフェライト含有量を測定するための装置で、特に劣化や腐食による破壊が起きやすい、パイプ・タンク溶接部の品質管理に使用されています。測定原理上、複雑な操作が不要で手軽に測定できるため、工場など現場でのスポット測定に向いていますが、一方で取扱いに注意が必要な面もあります。

ここでは、より適切にフェライトメーターをご使用いただくために、他の測定方法も含め、フェライト含有量の測定原理や特徴について分かりやすく説明します。