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用語集 - 磁気式厚さ計 Glossary - Hall Effect Thickness Gauge

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磁気式厚さ計に関する用語について分かりやすく説明します。磁気式厚さ計について分からない用語がある場合は、まずはこちらをご確認ください。疑問が解決しない場合は、お電話もしくはメールでお気兼ねなくお問い合わせください。

用語集

用語 説明
ターゲットボール 磁気式厚さ計では、永久磁石を内蔵したセンサーからターゲットボールまでの距離を測定する。ターゲットボールには、鉄製とマグネット製の2種類のターゲットボールがあり、それぞれにおいて径が異なる複数のボールが用意されている。径が小さいターゲットボールは、湾曲面の測定に適しているが、厚物の測定には不向きである。
スチールボール(鉄球) 磁気式厚さ計のターゲットボールとして主に使用されている。薄物の測定に適する。一方で、マグネットボールと比較し測定範囲が狭い。
マグネットボール(磁石球) マグネットボールを使用することで、スチールボールより厚い試験体の測定が可能になる。薄物の測定には適さず、さらに鉄粉などが付着しやすいため、扱いには注意が必要である。
フットスイッチ(足踏みスイッチ) 正確で安定した磁気式厚さ測定のために、通常は両手で検査対象を保持しながら計測する。一方で、測定値の保存や外部機器への出力には、片手で検査対象を保持し、もう片方の手で装置を操作する必要があり、測定の安定性が損なわれる。
フットスイッチを測定値保存・外部機器への出力に使用することで、両手での試験体保持が可能になり、測定値の保存・出力と安定した測定を同時に実現できる。
ホール効果 ホール効果とは、電流が流れている導電性の物体に、流れている電流と垂直方向に磁場をかけると、電流と磁場の両方に垂直な方向で起電力が生じる現象のこと。フレミングの左手の法則で、親指の力の方向に電子が押されるために、親指の向きに電位差が生まれる事を利用している。磁気式厚さ計では、ホール効果センサーを使用してターゲットボールまでの距離を測定する。
接触媒質(カプラント) 超音波の伝達のために、探触子と測定物の間に介在させる液体のこと。超音波厚さ計では必須だが、磁気式厚さ計では不要。このため磁気式厚さ計では、接触媒質の塗布および拭き取り工数を削減できる。