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3つの硬さ試験の特徴と違い Measuring Principle - Portable Hardness Tester

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3つの硬さ試験の特徴と違い
- リバウンド・UCI・ポータブルロックウェル -

ダコタ・ジャパンでは、リバウンド硬さ計、UCI硬さ計、ポータブルロックウェル硬さ計の3種類のハンディタイプの硬さ試験機を販売しています。それぞれの硬さ計には特徴があり、測定対象物の重さや厚さ、硬さ、測定用途により、機種を選定する必要があります。
ここでは、リバウンド硬さ計、UCI硬さ計、ポータブルロックウェル硬さ計の特徴と違いについて、詳細に説明します。

特徴と違い

3種類の硬さ計は、いずれも小型のハンディタイプで、現場や屋外での硬さ測定に適しています。
3種類の装置の中では、最もリバウンド硬さ計が扱いやすく安価です。このため、測定対象物の重さと厚さがそれぞれ5kg以上かつ10mm以上ある場合は、リバウンド硬さ計がお勧めです。
一方で、UCI硬さ計やポータブルロックウェル硬さ計は、より軽くより薄物の硬さ測定が可能です。UCIは重さ300g、厚さ5mmから測定可能で、ポータブルロックウェルでは重さに制限はなく、厚さは最薄で0.08mmから測定することができます。また、ポータブルロックウェルでは、リバウンドやUCIよりも測定範囲が広く、特にアルミのような硬度の低い柔らかい金属の硬さ測定にも適しています。

項目 測定方式
リバウンド硬さ計 UCI硬さ計 ポータブルロックウェル硬さ計
最小重さ kg 5kg 0.3kg -
最小厚さ mm 10mm 5mm 0.08mm
表面粗さ Ra 3.2Ra 2.5Ra 2.5Ra
測定範囲 HRC 20~70 20~70 0~80
HV 230~940 230~940 13~1865
HB 90~650 90~650 66~884
HL 300~800 - -
圧痕 やや大きい 非常に小さい 非常に小さい
測定難易度 やさしい やや難しい 普通

いずれの硬さ測定方式も圧痕はそれほど目立ちませんが、特にUCI硬さ計とポータブルロックウェル硬さ計の圧痕が小さく、リバウンド硬さ計はそれらに比較すると大きくなります。製品の硬さを知らべる場合は、UCIやポータブルロックウェルでの測定が、圧痕が小さく目立たないためお勧めです。
一方で、UCI硬さ計とポータブルロックウェル硬さ計は、測定箇所の表面粗さの影響を受け易く、表面が荒いと測定のばらつきが大きくなります。

各試験の詳細については、以下のページからご確認ください。