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よくある質問 - 超音波ボルト軸力計 Q&A - Ultrasonic Bolting Meters

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超音波ボルト軸力計

皆様からよく頂く超音波ボルト軸力計に関するご質問を掲載しています。製品の購入をご検討中のお客様だけでなく、使用中のお客様から頂くご質問も多く掲載しています。もし疑問が解決しない場合は、お電話もしくはメールでお気兼ねなくお問い合わせください。

製品の購入をご検討中のお客様

測定に関するご質問

A測定するボルトの長さにバラつきがある場合でも、以下の3項目が同じであれば、ボルトの長さの違いによって都度校正を行う必要はありません。
1.径(M)
2.材質
3.締付長さ(締結部の厚さ)

A ボルトの温度が60℃までであれば測定することは可能です。軸力計本体で温度補正の行える温度範囲は以下の通りです。

温度補正範囲:-39.9~65.5℃

A ねじの軸力は測定できません。
超音波軸力計『BOLT-MAXⅡ Ver.2』または『MAXⅡJ』で測定可能な対象物は、トランスデューサーが取り付けられる構造で、両端面が平滑に機械加工されており、さらに径が5mm以上かつ長さが6mm以上となります。

A 測定の実績はありません。
測定を検討されている場合は、当社まで両端面を加工した状態でご送付ください。無償で測定可否を確認します。

A 超音波ボルト軸力計は、ボルトの締付け前と締付け後のボルトの長さを測定して軸力(伸び)を算出します。トルシアボルトは、必要な締め付けトルクを得るとピンテール破断し、ボルトの全長が変わってしまうため測定することができません。

A 超音波ボルト軸力計は、ボルトの締付け前と締付け後のボルトの長さを測定して軸力(伸び)を算出します。このため、既に締結済みのボルトの軸力を測定することはできません。

消耗品・トランスデューサーに関するご質問

A使用方法によっても異なりますが、1本あたり1ケ月から半年程度ご使用いただけます。

A 水や油でも代替可能です。自動車関連では、エンジンオイルを使用されているお客様もいます。

A カプラントには、主成分として水、プロピレン・グリコール、グリセリンが含まれています。また、腐食抑制材や界面活性剤も使用されています。
より詳細な情報が必要となる方は、ご連絡ください。SDS(安全データシート)をご送付します。

A ボルトの材質や長さによって、最適な周波数が異なります。
一般的な使用では5MHzを、精度や分解能を求める場合は10MHzを使用します。また、M5やM6などの小径のボルトを測定する場合には、10MHzを使用した方が良い結果が得られる傾向があります。トランスデューサーの選定でお困りの際には、当社までご相談ください。最適なトランスデューサーを提案いたします。

A 温度変化による音速変化等を補正するために使用します。データ取得時に温度変化が無ければ使用しなくても構いません。

その他ご質問

A旧来の超音波軸力計では、超音波測定に関する予備知識がないと機器の取扱が難しかったですが、当社の超音波ボルト軸力計では超音波に関する特別な知識や特殊な治具などがなくても、どなたにでも簡単に取扱うことができます。ただし、ボルトの両端面の加工は必要です。
納品後、機器取扱に関するトレーニングでお伺いしますので、操作に自信が無い場合でもご安心ください。

A 引張試験機ではなくても、ボルトの校正は可能です。代表的なものでは、以下のものが挙げられます。

油圧シリンダー(油圧ポンプ)
圧縮センターホール型ロードセル
(※なお荷重指示器は、引張試験機と同様にそれぞれの機器で別途必要になります)
また、上記の校正環境が整わない場合には、精度は劣りますがボルトの径・弾性係数・締付長さなどのボルトの緒元情報を元に、計算によって校正係数を算出することも可能です。ボルトの校正方法についてご不明な場合、当社までご相談ください。

A 可能です。当社では有償の校正サービスを実施しております。ただし、ご依頼頂くボルトの径や締め付け長さ、軸力によってはご対応できない場合もございます。詳しくは、お問合せフォームよりお問合せください。

A 計算による校正方法は、引張試験機を使用する校正と比較して、精度が劣ります。
ダコタ・ジャパンでは、正確な校正係数(ロードファクター)を求めることができる、引張試験機またはセンターホール型ロードセルを用いてのボルト校正を推奨します。

A トルクはボルトを締める時の回す力、軸力はボルトを締めることによる締付け力(ボルトの伸びようとする力)の事です。同じトルクでボルトを締めても、座面やねじ面の摩擦係数が違うと軸力も違ってきます。
技術資料に詳細な解説があります。締め付けトルクと軸力の関係をご確認ください。

A 当社の超音波ボルト軸力計は、全て1chです。多チャンネルの超音波ボルト軸力計をお探しの場合は、弊社グループ会社NDTアドヴァンスにお問合せください。

製品をご使用中のお客様

操作方法・測定方法に関するご質問

A測定中の温度変化が大きい場合には、温度変化量に応じて測定値に誤差が生じます。温度差のある環境で測定を行う場合には温度センサーを使用してください。温度センサーを使用することで、温度変化による材料の(1)超音波の音速変化、(2)熱膨張、の影響を補正します。

ただし、測定時に指定している材質設定が、実際に測定しているボルトの材質と異なる場合には、温度補正機能を有効にしても、温度差による誤差を無くすことができません。温度補正機能をより効果的に活用するためには、測定するボルトの材質と材質設定を一致させる必要があります。

なお、本体の材質一覧の中に、使用するボルトの材質が登録されていない場合には、取扱説明書に記載されている「温度補正係数(Temperature Factor)の個別設定方法」を参照の上、適切な温度補正係数を本体に設定してください。

A 測定できません。理由は、腐食した状態のボルトでは測定の信憑性がなくなるためです。
新品のボルトを使用し、新たに締付管理を行ってください。軸力の経年変化を管理するのであれば、管理期間中、両端面が腐食しないように防錆機能のある塗料を端面に塗布するなど、状態を保存する処理を施してください。

A お問合せフォームよりご連絡ください。
簡易取扱説明書については、無償でPDFファイルをご送付します。簡易取扱説明書および完全版取扱説明書を、冊子でご必要な場合は、有償となります。

校正、その他に関するご質問

A現在提供している最新版のDakViewは、Windows10でのみ動作確認を行っております。他のOSについては確認しておりません。Windows10が搭載されたPCをご使用ください。
また、Ver.2ではない初代『BOLT-MAXⅡ』では、PCとの接続でUSB変換アダプタを使用しますが、USB変換アダプタがWindows10に対応していない可能性があります。Windows10に対応するUSB変換アダプタを使用してください。

A 使用している機器の劣化・摩耗等により精度が変化することが考えられます。ダコタ・ジャパンでは年に一回の定期校正を行うことを推奨しています。

A DAKOTA ULTRASONICS社では、お客様に革新的な素晴らしい製品を提供するために、新製品の開発に積極的に取り組んでいます。
ご報告できる段階になりましたら、ホームページにてお知らせいたします。ご期待ください。