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スポット溶接の超音波探傷 Application Notes - Ultrasonic Flaw Detection

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スポット溶接の超音波探傷

スポット溶接の超音波探傷

スポット溶接は、電気抵抗を利用した溶接で、2枚ないし3枚の金属板を電極棒で挟み込み接合します。点(スポット)で接合されるためスポット溶接と呼ばれており、薄板金属の溶接に適しています。1点当たり数秒と溶接のスピードが速く自動化にも適しているため、製造業で多く使用されています。

超音波によるスポット溶接検査は、スポット溶接の良否を非破壊で判定することができる優れた検査手法です。1990年代に欧米の自動車メーカーで普及が始まり、現在では世界中の自動車業界で超音波スポット溶接検査が行われています。

測定方法

スポット溶接検査用に設計された先端が柔軟な特殊な探触子(プローブ)を、溶接部に密着させます。溶接部に密着した探触子からは超音波が出力され、スポット溶接内で「やまびこ」のように繰り返し反射します。
良好・圧接・小ナゲット・過入熱等、スポット溶接の状態により繰返し反射する超音波の形状(多重エコーのパターン)が異なります。超音波スポット溶接検査では、この特徴を利用し、スポット溶接の良否(状態)を判定します。スポット溶接検査用に開発された専用の超音波装置では、多重エコーの形状を識別し自動的に溶接状態を判定します。