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超音波厚さ計の測定原理 Measuring Principle - Ultrasonic thickness gauge

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超音波厚さ計の測定原理

超音波厚さ計の測定原理

超音波厚さ計は、測定物の片面から正確な厚さを測ることができる優れた装置です。金属だけでなく、ガラスやプラスチック、FRPの厚さも測定できます。

1970年台にバッテリ―駆動の超音波厚さ計が開発され、それを機に普及が始まりました。比較的安価で操作も簡単なため、現在ではあらゆる分野で使用されています。最も普及している非破壊検査機器と言っても過言ではありません。
このページでは、超音波厚さ計をより適切に使用いただくために、仕組みや種類、測定方式を詳しく説明します。

超音波厚さ計は、トランスデューサー(プローブ・探触子)と呼ぶセンサーから発信した超音波が、試験体の反対面で反射し、再度トランスデューサーに戻るまでの時間(伝播時間)を測定し、厚さを算出します。

ノギスやマイクロメーターと異なり、測定箇所の片側にトランスデューサーをあてるだけで厚さを測定できる点が特徴です。配管やタンク等のノギスでは測定できない箇所の厚さ測定に使用されています。また、超音波探傷試験に比べ測定の難易度が低く、比較的簡単に使用できることも特徴です。
ここでは、超音波厚さ計の仕組みや種類、測定方式について詳しく説明します。

測定原理