FRP(繊維強化プラスチック)の厚さ測定 Application Notes - Ultrasonic Thickness Measurement
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FRP(繊維強化プラスチック)の厚さ測定
FRP(繊維強化プラスチック)とは、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等のプラスチックに、ガラス繊維や炭素繊維などの繊維を複合して強度を向上させた強化プラスチックのことです。軽量かつ強度が優れているため、様々な分野で使用されています。
FRPは、超音波厚さ測定が困難な代表的な素材の1つで、ゴムと並び難易度が高い素材です。FRPに含まれるガラス等の繊維は、超音波を錯乱させ伝達を妨げると同時に、ノイズの原因となります。
ここでは、FRPの超音波厚さ測定について説明します。
測定方法
FRP(繊維強化プラスチック)には、ガラス等の繊維が含まれており、超音波厚さ計からFRPに透過したエコー(超音波)の一部は、ガラス繊維で反射してしまいます。一般的な厚さ計では、このガラス繊維に反射したエコーを、底面からのエコーと誤って測定してしまう場合があります。
このためFRPの測定では、Aスコープ(波形)表示付きの超音波厚さ計、透過力に優れた低周波(1MHzまたは2.25MHz)トランスデューサーの組み合わせて測定を行います。
Aスコープ(波形)表示付きの超音波厚さ計では、波形を観察できるため、誤った超音波を測定している場合には、感度(ゲイン)やゲート(閾値)を調整することにより、正確な厚さを測定することができます。
FRPの種類や厚さよっては測定できない場合があります。お問い合わせください。
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