両面が平行ではない箇所の厚さ測定 Application Notes - Ultrasonic Thickness Measurement
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両面が平行ではない箇所の厚さ測定
超音波厚さ計では、基本的に両端面が平行ではない箇所の厚さを測定できません。
両端面が平行でない場合、反対面(底面)で反射した超音波は、トランスデューサーとは異なる方向に反射してしまうからです。
ただし、二振動子探触子(トランスデューサー)を使用し接触方向を工夫する事で、ある程度平行でない箇所の測定も可能になります。
このページでは、両端面が平行でない箇所の測定方法を説明します。
測定方法
二振動子探触子(トランスデューサー)は、音響隔離面を隔て受信部と発信部に分かれています。
平行でない材料の測定では、音響隔離面を斜面に対して、垂直に接触させます。 斜面に対し垂直に接触させることで、ある程度の超音波の受信が可能になり、両端が平行でない箇所でも測定を行うことができるようになります。
一方で、音響隔離面を斜面に対し平行に接触させた場合は、超音波をほとんど受信することができないため、測定ができません。
また、受信部と発信部が分割されていない一振動子探触子では、両端面が平行でない箇所は、ほぼ測定できません。