ステンレス・アルミニウム・チタンの厚さ測定 Application Notes - Ultrasonic Thickness Measurement
- HOME
- 技術資料
- 用途(超音波厚さ測定/材料)
- ステンレス・アルミニウム・チタンの厚さ測定
ステンレス、アルミニウム、チタンの厚さ測定
ステンレス、アルミニウム、チタンの超音波厚さ測定では、トランスデューサー(プローブ・探触子)との接触面に、固有の表面ノイズが生じ、誤った厚さが表示される場合があります。
Aスコープ表示、または感度調整機能搭載の超音波厚さ計では、測定条件を調整することでノイズを回避することが出来ます。それらの機能を搭載しない厚さ計では、適切なトランスデューサーを選定することで、表面ノイズの発生を抑え、正確な厚さを測定することができます。
測定方法
Aスコープ表示や感度調整機能を搭載しない超音波厚さ計
ステンレス、アルミニウム、チタンの厚さ測定では、5MHz以下の周波数のトランスデューサー(プローブ・探触子)を使用した場合に、特有の表面ノイズが発生し、誤った厚さが表示されることがあります。このため、7.5MHz以上の比較的高周波のトランスデューサーを用いて測定します。
7.5MHz以上の周波数の高いトランスデューサーでは、表面ノイズの発生が抑えられ、正しい厚さを測定することができます。
Aスコープ表示付き超音波厚さ計
Aスコープ(波形)表示付きの超音波厚さ計(MVX、CMX DL+、PVX)を使用すれば、表面ノイズを確認しながら感度やゲート(閾値)を調整することで、正しいエコー(底面エコー)を検出することができます。このため、5MHz以下のトランスデューサー(プローブ・探触子)でも正確な厚さ測定を実施することができます。